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2013年3月31日日曜日

National RX-7200

こんばんは、taka@です。

今回は訳あって入手できたRX-7200というラジカセの紹介です。

1980年発売、”STATION”シリーズの最高級機です。。
高級機だけあって当時の価格も¥145000という、オーディオ全盛期が生んだ代物ですね。
詰め込めるだけ詰め込んだ先進技術と、ビッグパワーで物を言わせてます。
当時のカタログ

初期ラジカセ研究室さんのページに当時のカタログが随分前にUPされてましたが、実際入手するまで色々と想像もつきませんでしたね。

1980年はラジカセがかなり巨大化した頃で、シャープのGF-909や535などの大型機もこの頃にラインナップされました。

さて今回入手した7200ですが、つまみも欠品だらけで、ラジオやカセットはOKでしたが、使ってくうちにカセットの動作不良を引き起こしました。

現在は手元にありませんが、面白い機種でした。

いきなりですが、内部です。
裏蓋から開けるタイプですが、シャーシに基盤やメカがあるわけでなく、前面に固定されて整備性は最悪です。2ピース構造で裏蓋から開けるタイプはあまり見かけません。

とにかく配線がゴッチャゴチャ。

問題となったデッキ部分。画像でも分かる通り、とあるプラスチックパーツが割れておりました。
こちらは汎用部品を以前失敗したRX-7000のものを使用しました。

こちらもメカの後ろについてる接点です。かなり重要な役割を担っており、ここが駄目になると動作不良を引き起こします。(電源が切れない等)
停止状態で常に曲げられてますので、その部分ががヘタったり接触不良を起こしているのが定番故障のようです。
今回はこの二箇所を補修しました。ベルトは現状で問題なかったですが、巻き戻しなどがトルク不足の場合交換したほうが良いでしょう。

スピーカー。RX-7000はコルゲーションエッジの様なものですが、こちらは別素材のフリーエッジです。しかしながら、当時のTechnicsのミニコンポ同様、エッジが経年で硬化してしまって本来の音質が楽しめません・・・音が軽いのです。

ここはエッジ交換をしたいところですが、オリジナルにとどまり少しだけユニットを柔らかくして元に戻しました。

アンプ基板です。出力25Wと、ラジカセながらハイパワーなアンプです。
海外仕様では更にBIGだったりしますが・・・

上部には制御用のマイコンがありました。DIN端子はワイヤードリモコン用の端子です。

ヘッドはSXセンダスヘッドです。Technicsのデッキにも採用されてるものがこんな所にも・・・
高寿命で従来のMXヘッドより信頼があります。

組み上げて完成。磨き上げました。

RX-7000よりも幅があり、まさに王者の風格です。木目×シルバーがいい雰囲気です。
このシリーズのデザインはオープンリールのようです。
重量は10.8kg

電源やボリュームは右下に。この配置が地味に使いやすかったりします。

チューナーはシンセチューナーになってます。FLディスプレイのON/OFFも可能。
ファンクションセレクターはタッチ式です。

左下は普段使わないであろう機能がわかりづらく配置されてます。
この小さいボタンが逆に高級感があり、散りばめられた宝石のようです。(ただのメッキですが)

カセットデッキです。販促のシールが残ってます。
フェザータッチでやや大きめの動作音で稼働します。デッキのイジェクト機構もこだわってます。



テーププレイの参照↑

スピーカーは16cm+5cmの2WAY。
メッキ処理されてるスピーカーのリングはプラスチックながらも、ダイヤカットの加工処理が施されており、見る角度によってキラキラ輝きます。

外観の表面処理は、他にもヘアラインやアルマイト処理風で、かなり凝っているようです。

内部照明付きのVUメーターです。ラジカセのアナログメーター搭載機は照明付きが少ないのですよね~(泣)海外にはLED仕様にしたり、魔改造してる人がいますが...。

背面。
当然ツインロッドアンテナです。そして入出力端子が豊富です。

チューナーのプリセットメモリーの記憶に単3電池3本は食い過ぎかと・・・
本体は単一10本必要とします。消費電力はバブカセ並みの37W!!

最後にVictor RC-M70と2ショット。
M70はセンダスヘッドの仲間、SAヘッド搭載機です。こちらも中々魅力的な一台。

STATIONシリーズは3台しかラインナップはなく、最終形態として82年には更に大型のRX-5350が最後となります。ビッグパワー・高音質・大型が重視された年代なんですよね。

2013年3月28日木曜日

最近トミカが増えてる!

こんばんは、taka@です。

さて最近忙しく中々更新出来ませんでした。
あまり最近は外に遠出することがないですが・・・

画像は先週友人とバイキングにいった際の画像です!
半分焼肉ですが・・・値段の割には美味でした(^^)
しかしながら、去年の事例もありますし、8八分目。でももっと食べたかったな...

徒歩2時間くらいかけてようやくたどり着いた店舗。ですが外は大嵐^^;
そんな中食べる昼食も格別のものでした。

そして嵐の中近くのイオンモールへ。
足元がずぶ濡れ(笑)しかし歩いてる間に乾きます。

EDIONで見つけたトミカコーナー。なんとも当時買って遊んでたものがまだ在庫として残ってました!懐かしいですね~まだTOMYの時代。

何だかんだで友人と話は盛り上がり、箱トミカを2つチョイスしました。
というかこの店舗は箱トミカしか置いてません!珍しいですね~

という訳で最近、昔の憧れ?がぶり返してまた好きになっちゃいました。トミカ!



2013年3月16日土曜日

修理依頼/02

こんばんは、taka@です。

前々にブログにコメントを頂いた、はっぴーぷりんとみるく様より、RS-457というラジカセを預かりました。
基本的に修理依頼は受け付けてませんが、3月は早くも休暇なので無償の範囲で弄ってみることに。ドキドキデス。

1974年発売、Nationalで最初に発売されたステレオラジカセで、流石というか頑丈な作りが印象的でした。スピーカーネットが外せるのが良いですね(^^)

届いた時に撮影。シックな風格です^^

症状としては、接触不良・テープスピードが速いなどなど・・・

内部です。
裏蓋からアクセスするタイプで、スピード調節のためにシャーシごと外す必要があります。

外れました。前面はコードとつながってるのでこのようになります・・・
電子ガバナモーターだったので難なくOKでした(^^)
ベルトは下手ってなさそうだったので未交換です。

問題の接触不良ですが、やはりREC基盤の接点不良でした。
が、LINE INの際は別の問題も抱えているようで、発送時に点検したところ駄目だったのですが、届いた際はOKだったとか・・・どうやらこいつの気まぐれですね(-_-;)

外装の清掃です。金属部分もやれてましたが・・・

磨いたところそこそこ綺麗になりました(^^)
あとは薄汚れを取りまくり、磨き上げます。

窓物もピカールで磨きました。

動作テストの動画です。

数日後・・・・

はっぴーぷりんとみるく様よりお礼のお手紙とカセットテープを頂きました(・∀・)
いやはやこちらこそ感謝です!

結構古いテープばかりですが、最近開けたようなのもあり状態はかなり良いです。
ドルビーSで録音された、MISIAさんの歌が入ったテープ、S搭載機で再生してみたいものですねぇ( ̄ー ̄)

そして未使用のテープまでいただきましたm(__)m
SONYのC-60はずっと欲しかったテープだったり!

いやはや有難いです・・当方ももっとしてあげれることがあったのではないかと後悔です。。
届いた際、無事に動いたようで安心しました(^^♪

2013年3月10日日曜日

SONY デジタル クロックラジオ ICF-C530

こんばんは、taka@です。

今回は昭和でお洒落なラジオクロックの紹介です。

また珍しく?ソニー製であります。ラジオクロックが流行った時代は率先してラインナップを増やしていたそうですが、いつ頃からか目立たぬポジションの製品になりました。

デジタル時計が”フリップ式”(俗にいうパタパタ時計)のタイプから、蛍光表示(FL管)やLEDに変わる世代で、本機は蛍光表示です。設計の悪い製品ではすぐに暗くなるFL管ですが、ものによっては長持ちして大変キレイでございます。

入手したICF-C530は運良く店頭展示品?のデットストックでした
なので劣化も少なく本体も綺麗で、所有感高まります。1977年製。

現箱です。

本体です。
横長で奥行きもそこそこあり、これを十分置ける(飾れる)ベットサイドのスペースは限られてきますね・・・

かつては本物の木を使用したモデルもありましたが、こちらの木目はプラスチックのプリント。重量感に欠けますが、デザインが大変好みです。ICのロゴやElectronicのロゴが時代を感じますね。
天板には操作系、普段使わないスイッチは蓋の中にありスッキリしております。

7セグ蛍光管表示のディスプレイ。

ラジオのチューニングゲージにはお馴染みのダイヤルライトが付いていますので、夜間での視認性もバッチリ★

電球なので明る過ぎかもですが、このくらいの方が見栄えが良いかと思います。
正面向かって左側面。
小さいボタンは表示と設定のモードを時刻or目覚ましに切り替えるボタンです。

右側面。
大型のチューニングつまみと、FM/AM切り替え、ボリューム、イヤホン端子です。

背面。アンテナ線が伸びています。短い方は格納出来る穴があります。

裏面には目覚ましセットの仕方が書いてあります。そしてわざわざラジオの周波数表示が....
本機は交流同期の時計ですので、50Hz/60Hz切り替え式になってます。
丁寧にゴム足も装備。

いやはやこのワイド&ローなデザインがたまりません!
同じ形でフリップ式もありますが、本機同様あまり見かけないのが残念です。

しかしこの大きさではアメリカンな邸宅の寝室が似合う気が・・・

いつかはベットサイドにどど~んと飾りたいものです(^_^)

2013年3月2日土曜日

Panasonic RC-X250・RC-X255・RC-CD500

こんばんは、taka@です。

最近また時計が増えてしまいました・・・

今回はカセットユーザーなら少し欲しい?枕元に置いておきたいラジオクロックの紹介です。

ラジオクロックにカセットデッキが付いたモデルで、フリップ式が主流のデジタル時計の時代は、モノラルでSONYからも出ていました。

RC-X250やX255はバブル期に登場します。デザインはかなり違いますが、機能的にはほぼ同等と言えます。後にCDモデルになったRC-CD500という同コンセプト機?が登場します。

まずは最近入手したRC-X255から紹介です。
92年11月販売で定価13800円。
X250と比べると丸みを帯びた感じで、”脱80年代”を感じます。
ぼってりしたデザインは逆に好感を持てます。

そういえば90年代は車も家電も角が丸くなったような?

ディスプレイは7セグのLED表示です。スモークが掛かっておらず本来の明るさです。
銀色のPanasonicのロゴ、DIAL LIGHTとRECORDのロゴが目立ちます。

上面パネル。
意外とスッキリしてボタンが大きくなりました。この辺を前機種と比べるとかなり使いやすい配慮がなされてます。
カセットデッキの動作音がやや大きめな気がしますが・・・もちろんノーマルテープ専用のワンウェイ。

ボリューム、アンビエンス、XBSのボタン。松下らしい機能です。

裏面。普段使わないボタンはこちらにと言いたいですが、イヤホン端子が後ろなのは使いづらい?
殆ど使わないと思われるマイク端子搭載。

こちらが89年発売RC-X250です。定価13800円。

結構四角く、ボタンも四角いです。

テープをアラームにして鳴らすという他に、テープにメッセージを残せる使い方としてもコンセプトの一環だったようです。

ディスプレイは7セグのLED表示です。カバーにスモーク仕様なので、せっかくの輝度もやや暗めです。
横にはFMステレオとメッセージが来てるよ~っと知らせるランプが。

上面パネル。少しボタンが少ないようですが、背面に集中してるため、当初はかなり使いづらい印象を受けます。ボタンにはヘアライン風の表面処理がなされて、見た目が良いです(^^♪

メッセージボタン、アンビエンス、低音のスイッチです。
アンビエンスのレトロなロゴが良いですね~

この2機種には、フルサイズのチューナーのような(大げさ)ダイヤルライトがありまして、暗いですが、夜間での視認性は眩しくなく良いです。


実際はもっと暗いかと思いますが、暗闇で目が慣れてしまったらこんな感じですかね。
結構綺麗です★

2台並べてみました。大きさはほぼ同じですね~
さて、カセットの需要がなくなりはじめた90年代後半には後継機?
同じような形でCDプレイヤー搭載のRC-CD500が発売されました。

中々コンパクトでスッキリしたデザインです♪
これで外部入力があれば完璧なんですが・・・

ディスプレイは比較的大きめで、LCDになっています。
ほのかなLEDのバックライトも装備。

目覚まし操作系。相変わらずパッと見では使いづらいですね~

定番の低音増強(XBS)やバックライトのON/OFFが可能です。

背面。やはりイヤホン端子が何故か後ろに・・・

清掃を兼ねて分解してみました。CDドライブは筐体に固定されてますので、こんな感じに。

フルレンジの8cmスピーカー。
ふくよかなエッジのユニットです。ですがウレタンですし10年以上経過してるので危ないかもですね~(;´Д`)

バックライトは下から当てて透過式のようですが、結構暗い感じです。

音はイマイチですが、デザインはスッキリしてて良いですね!
最近まで縦型の同コンセプト機がありましたが、個人的にはあれより好みです。


3台まとめて記事にしてみました。もう語られることがなかろう時計たちですが、少しでも情報としてお役に立てたらなと思います。