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2014年10月22日水曜日

東京時計 カレンダー付きパタパタ時計

こんばんは、taka@です。

大正・昭和のクロックメーカーで現存しない会社として有名な「東京時計」。
私の父の実家にもその置き時計はありましたので、そこそこ馴染み深い印象です。1970年代中頃に事業展開に失敗→事実上倒産したようです。

オークションを眺めているとSEIKOやCITIZENと肩を並べるほど、古いタイプの時計が現存します。当時はかなりの大企業だったのでしょうね...。

そんな東京時計ブランドのパタパタ時計を入手しました。

以前、COPALの記事にコメントを頂いた通り、”SETH THOMAS”というアメリカのクロックメーカーのOEMとして、同じモデルが国内から輸出されていたようです。

型番等はなく、木製の箱をあしらった古風な雰囲気のパタパタ時計です。

入手時は裏側に名義の入ったシールが貼られており、年数相応の汚れが付着していました。
全バラによる分解清掃を致しました。

電源コードは半田を外さなければ分解できません・・・。


これまた旧式のモーター。東芝製です。

このタイプはコイル焼けを起こしやすいのであまり好きではないです..(^_^;)
後ろにはHz切り替えのレバーがあります。


時計部分に配置されたネオンランプ。

内部が煤で真っ黒です...!これは後に交換します。


カレンダーを駆動するギアが良い味を出しております。


ここまで分解します。木製の箱はあまり水に浸しては駄目なので、直ぐ乾燥させました。
電源コードも煤けていたので洗浄しました。

とても綺麗になりました☆

元々の設計が悪いためか、「分」のフリップが周りの縁に接触してうまくめくれない時が多々あります。


小さな傷はあるものの、返ってアンティーク感を彷彿させます。

時間とカレンダーの調節は、全て下側のダイヤルで行いますので、本体はスッキリしています。


裏面には周波数切り替えのレバー。
この部分だけ嫌に目立つので、デザイン的にちょっと残念です。

スマートなキャスロン系のフォントがGOODです♪

輝度を失っていたネオンランプも新品に交換。

奮発してカレンダーのところにも1つ入れてみました。内部は窮屈になりましたが気にしません

コパルのCaslon602と2ショット。

似た構図ですが、似て非なるものと言う印象。

アンティークで使い古した感じが、木枠には味わい深く浮き出てきます。

ちょっと大きめのモーター音も尚良しです☆

2014年10月11日土曜日

COPAL 音叉式パタパタ時計 T-11

COPALの音叉式時計の紹介です。

音叉式と聞いて私も初めは知らなかったのですが、音叉脱進機を時計の駆動に利用したモノらしく、クオーツ普及前に存在したようです..。

自分的にはトランジスタ方式の磁気テンプでも良いかと思うのですが、当時は精度が出たらしく、現在もクオーツと比べて仕組みは面白いと思いますね~( ´∀`)

そんな音叉式時計の中でも、デジタル時計に採用したのは少なかったのではないかと思います。

COPALの上位機種「COPAL T-11」の紹介です。

カタログによると、3ラインナップのうち¥12000の上位機種だった事が分かります。

筒状のデザインで表面はアルミ素材。

この様なデザインは現行の中華モデルでもよく見かけますし、当時の舶来製品も多数採用されています。

見た目もさることながら、重さも乾電池込で800g強とずっしりしています。

チューニングフォークのロゴが印象的です。

COPALのロゴを押すと時計のランプが点灯します。

駆動は単一電池(SUM-1)1本使用。

ほぼデットストックのこの時計、電池ボックスが腐食しておりました。残念!

裏面です。
COPAL QuartzC-61と同様、スタートレバーで始動します。

何気に4石仕様。新品の電池を入れて使ってみた結果、3日に1分程進む模様。
あまり精度は出ないみたいですね・・・(´・ω・`)
よく調べると調節用ビスがあり、かなりの高精度が期待できます。


カタログより音叉式時計の特徴。

実際、耳を澄ませると300Hz帯の音が小さく聞こえます。


カラーはゴールドもあったようで、輸出向けはシルバーにホワイトの組み合わせもあるらしい...

”エグゼクティブ”や”ノーブル”と言った、如何にも高級を意味する語呂がよく使われています。

元箱と取説。

毎回思うのですが、こう云う時計の箱ってセンスあるんですよね~


中古市場では見かけることが少なく、希少な一台です。

アラームも電気シェイバーの様な?甲高いブザーで、どこか可愛い時計です。

しかし全体的な完成度で言えばC-61に軍配を与えてしまいます...。

2014年10月5日日曜日

初めての京都音博を経て

こんばんは、taka@です。

放置しがちなこのブログもなんとか更新です。

9月21日に開催された京都音楽博覧会2014に行ってきました。

朝早く友人と待ち合わせするため、家を出たのは5時過ぎなのですが、下の画像の様に朝焼けが綺麗な一日でのスタートです( ´∀`)

京都駅から梅小路公園まで徒歩で会場入り。
最初は良い天気だなぁと思っておりましたが、秋とは思えぬ暑さ(汗)

前方はスタンディング席で、手前はレジャーシートを敷いて楽しむことが可能です。

午後に近づくにつれ会場は炎天下に。

くるりと椎名林檎さん目当てで、海外アーティストも愉しみました。
野外なので非常に音抜けが良く、音響は室内より聴きやすいですね~

椎名林檎さん、歌声はCD音源とほぼ変わらないのですね!

最後のくるりも好きな曲流れましたし、大満足でした。

ただゲストで石川さゆりさんが出演されたのは意外でしたね~

あとレコードショップが出店していたので、It's a musicalのLP買おうとしたら・・・
目の前でお目当てのアルバムを買われてしまいました(笑)

まあAmazonでリストに入れていた「For Years & Years」を買えたので良かったです(^^)

音博の後は何か食べようと言うことで、京都の有名なラーメン店を紹介してもらいました。

フェスのリストバンドをしている方もちらほら見かけるので、やはり考えてることは同じなのでしょうか(笑)

ご馳走様でした~