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2016年3月14日月曜日

National RC-57 修理依頼

こんばんは、taka@です。

久しくレトロなクロックラジオの修理依頼です。

なんでも学生時代からお世話になってる時計好きの方からの依頼で、とても思い入れがあるらしく今回、部品交換を託されました。

修理と言ってもこちらにパーツがあったので技術的には難しくなく、ほぼニコイチな感じで進めていきます。

届いた状態。
80年代と70年代を合わせたようなレトロフューチャー・モダンでしょうか!無駄のないシンプルさが長く愛用できる秘訣ですね。

とは言えど製造から30年も経てば外装にかなりの痛みが・・・四隅にはクラックが入っており取り扱いには注意が必要です。

FLディスプレイは案の定暗く劣化しております。今回これを丸々新品と交換です!

部品取りは左の黒色。外装難あり(強烈な贈答印字)で仕舞っておいたものです。

分解はしたことないので内部構造は分かりませんでしたが、やはりシャーシごと外れるタイプでした。

カバーはこのように外れます。

部品を比べてみました。古い方が左で新しいのが右。

ディスプレイとラジオの基盤が一気に新品はなんとも気持ちの良いものです。

風防レンズも交換できそうなので外します。
が、本体に接着剤で固定されてましたので慎重に剥がします。特に劣化した依頼の筐体は今にも割れそうでした・・・。

あとロット違いでパーツ形状が異なったので、本体に少し手を加えます。

元の物は黄ばみとキズでくすんでいましたが、ここを新品に替えると反則的に綺麗になります。
各部をマウントして組み上げ完成!

時計の表示もラジオもノイズ少なくハッキリと受信できます。
リードアンテナ無しでもかなりの感度です。

同年代の機種であるRC-222と並べてみました。時計の部分は同じセグメントな感じです。

箱と取説、希少な当時のPOPが付属します。
これで永くオーナー様の元で時を刻み、音楽を奏でる事でしょう!

手渡しで届けましたが、お陰でこちらも楽しい時間を過ごせました。有難うございます♪