こんばんは、taka@です。
今回は映画”Back to the Future”に登場する、クロックラジオの修理依頼です。
私のパタパタ時計好きになったきっかけでもある、Panasonic RC-6015と云うモデルです!過去にeBayにて状態の良いのを落札したことがありましたが、現地(アメリカ)の倉庫で粉砕してしまい、取引が中止になった苦い思い出があります(泣)
そんなマーティの部屋にあるパタパタ時計、映画のプロップとしては人気のある物で、80年代をイメージさせるデザインが今なおマニアを魅了させます。
海外勤務をされている依頼者の方が帰国され、当方の所に時計が到着しました。
今回は映画”Back to the Future”に登場する、クロックラジオの修理依頼です。
私のパタパタ時計好きになったきっかけでもある、Panasonic RC-6015と云うモデルです!過去にeBayにて状態の良いのを落札したことがありましたが、現地(アメリカ)の倉庫で粉砕してしまい、取引が中止になった苦い思い出があります(泣)
そんなマーティの部屋にあるパタパタ時計、映画のプロップとしては人気のある物で、80年代をイメージさせるデザインが今なおマニアを魅了させます。
海外勤務をされている依頼者の方が帰国され、当方の所に時計が到着しました。
届いた時の状態。とても味わいのある状態です。
とは言え、前面のプラスチック部分には何やら有機溶剤で溶けたような痕が・・・これは元の状態に復活させるのは困難です。それと四隅からも見受けられる虫の多さ...!
症状としては時計不動のみでラジオやアラームは問題ない様子でした。
時計は周波数に同期するシンクロナスモーターで、6015は米国60Hzのみの仕様でした。シャーシ設計など国内モデルのNational RC-6035やCOPAL FP-124と同様に、周波数切替用の穴がありますが、切り替えレバーがありません。
設計がほぼ同じことから、国内モデルのいずれかのモーターを移植することが可能かもしれません。
内部を開けると電球部分に虫の繭が(ーー;)
古い家電を分解するとよくあるので慣れてしまいましたが、大物の害虫などいた時はやはりビビりますね...。
右が部品取りの良品なRC-6035から摘出したモーター。
ヘルツ切り替えレバー以外はフレームも全く一緒です。このシリーズは基盤に半田で取り付けるタイプで、電圧も10Vに減圧されています。
モーター取り付け後、新しい麦球も同時に半田付けします。ブルーのカバーで覆うので、多少涼しい色合いになりますね。
因みに映画では電球が切れている様子です。
問題のプラスチックの劣化部分、ひたすら磨きます。文字やエッジのプリントが剥げぬよう繰り返しマスキングを施して地道に作業していきます。
完成しました!
時計の方は50Hzで正確に動くかどうかを、他の時計と数日間テストして問題ないことを確認します。
アラームはラジオとブザーの二種類で、電子アラームの基盤はありませんでした。
木目調であることを趣旨するステッカー。実は本体がシンガポール製だったりします。
COPALと並べてみました。
上面のつまみや各種ダイヤルなど殆ど同じと言うことが分かります。
裏面には本来存在しない周波数切り替えレバーが覗かせます!恐らく50Hzに対応した6015はこれが初めて?かもしれません!
蘇った日本仕様の6015、これからもオーナー様の元で元気に時を刻んでほしいですね!
私も早く自分用が欲しい...( ˘ω˘)