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2015年7月8日水曜日

TOREC スーパージャンボ J-1

こんばんは、taka@です。

とっても大きなラジカセの紹介です。私の好きなSHARP GF-535ですら特大なんて言ってましたが、今回はそれに”超”が付きそうな勢い・・・!

1987年頃発売のスーパージャンボJ-1です。主に海外販路のシリーズで、80年代初頭ですとCROWNやCONIONと言った日本の珍メーカーが挙って欧米などに輸出しておりました。

このスーパージャンボも後ろから見るとCONION C-100Fにそっくりです。金型が同じようなものなのでしょうか。

そんな海外販路向けの製品の中でも、電源やチューナーなど国内仕様で発売されたもので、メーカーは㈱トリオ電子。ケンウッドの前身か!?と思いましたが、やはり違うようです。韓国製ともあり謎はかなり深まる・・・。

TOREC J-1

当時は実に様々なブランドでリリースされたようで、TORECは日本版と言っていいでしょう。バブルコンポを思わせる黒に各種レイアウト。見た目と大きさはコンポみたいですがセパレートでない、ワンボックス構造。横幅80cmを超えます。

デザインが派手すぎてどこを見ていいか分かりませんが、10バンドのEQがズラリと並びます。

エコーボリュームは硬くて回せないと言う故障が、他オーナーさん所有の機種でもあるようで、何故硬くなるのか不明です。

LEDの5連レベルメーター。ラソニックやTechnicsのコンポを思わせます。もうバリバリ80年代の印象です!

カセットは倍速ダビングが可能。とくに何の変哲もないガチャメカ式Wデッキ。再生のみメタル対応です。

レベルメーターはスピーカー部分にも仕込まれており、こちらは8連です。パワーゲージのモデルもあります。

「スーパーサウンド3ウェイスピーカーシステム」
カタカナに直すと、もうダサかっこいい!
大きなチューナーパネルは横からライトアップされて字光式です。これは改造して均等に光らせたいですね。

下にはオペレーションのLEDが点灯。メッシュが施されておりどことなくサイバーな雰囲気。
電源ボタンの横にはデジタルクロックを装備。得意のQuartzが書かれてないので多分非搭載..?
時計の代わりに警報機が付いた海外仕様も存在。


本体に対して異様に小さいモード切り替えのスイッチ類。タッチ式で質感もチープです。チューナーはアナログで回してもあまり針が進みません。。

スピーカーのウーファー部は大口径20cm。しっかりしたロールエッジで一見かなり良い音がしそうですが、キャビネットとアンプの性能がイマイチなのか、十分に活かせてないような気がします。

出力は不明ですが20W+20Wはありそうです。

ツインロッドアンテナを装備。奥行きもそこそこあります。重量はあまりありませんが、バランスが悪いので持ち運びは非常にしづらい印象です。

本体はサイドの脚で浮いた形をしてます。安定性を高めるためにフェルトを付けてみました。

裏面。入出力端子が豊富です。LINE INが二種類ありますが、一つは出力が小さい媒体でも大丈夫なよう、入力の感度が高く設定されており、LEDのレベルメーターを十分に光らせるためのものだと推測されます。

定格シールの裏には何が書いてるか気になります。
それにしても消費電力62Wにはバブカセを上回ります(汗)




ラジカセ離れしたデザインに他を圧倒する大きさ、パフォーマンスも楽しいLEDメーターなど珍機種ながら人気の高い理由が分かります。日本では知名度が皆無なのが惜しいです。

どうしても欲しいディスコライトというラジカセも一度入手できそうな機会がありましたが、失敗に終わり、ラジカセの蒐集も以前より勢いはありません。が、面白い機種など集めていて飽きが来ませんし、場所が許せる限り続けたい次第です。ラジカセはオーディオカテゴリから独立したジャンルと考えております。



現在は箱に仕舞って保管中。うーん...やはり何かのイベントに活用したい!