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2013年8月7日水曜日

特大ラジカセ SHARP GF-535

こんばんは、taka@です。

大きさ・音質・外見共に申し分ないSHARPのビンテージ大型ラジカセ、GF-535をこよなく愛する当方ですが、なんと先月、今まで箱入り保存されていたという筐体が入手出来ました!


某オクでそこそこの値段まで跳ね上がり、今月流石ににキツイですね・・・ですが実物には満足しています。完全な未使用というより、少し使用されて保存された品物でした。

1981年当時、定価¥69,800と価格的には中級機扱いでしょうか。SHARPのラジカセはそこそこ売れたのか、中古でよく見かけますが、コンディションの良い物は少なくなる一方です。

GF-535は大口径20cmスピーカーに出力15Wと、オーディオ的な高音質ではありませんが、魅力のあるサウンドが響きます。低音・高音共に粗さが目立ちません。

かっこ良いです!メッキ塗装をふんだんに使った奇抜な感じです。

外観の寸法がW677 D169 H326mmと中級機ながらも特大サイズです。
カセットデッキはメタル対応・ソフトタッチメカです。中々SHARPの中でも耐久性のあるメカで、ベルトは伸びてるものの動作する中古が多いです。

その下にはザ・サーチャーXLのロゴが。

自動選曲機能のAPSS。カタログではAPSS-XLですが・・・

中央に配置されているレベルメーターです。変わった形でとても印象に残る部分ではないでしょうか?
分かりにくいですが若干メモリ位置の印刷がずれてるので、正確では無いような・・・同じ信号レベルでもややずれた感じになります(´・ω・`)

最初見た時はデジタルでLEDでも点灯するのかと思ってましたが、実際に存在すれば当時流行った電子フラッシャーの自転車みたいですね。

スピーカー。
巨大なメッキグリル、アメフトをモチーフにしたこのラジカセは、ヘルメットのプロテクターを連想させます。

カタログ値では20cmスピーカーですが、実際にはフレーム部分が20cmという訳で、エッジ内径は17cm程とか・・・。
後にこのデザインはアメリカのLASONIC TRC-931シリーズで採用されます。

左右上部に位置する5cmトゥイーター。内蔵マイクもその横にあり、ステレオ録音が可能です。

ハードパーマロイヘッド。デッキ部分は良好な状態でした。

背面。後ろも迫力のある形状です。

バックキャビネット音抜け設計の穴が開いています。

定番ではありますが、充実した入出力端子。
乾電池駆動は単1×10本使用。

チューニングつまみも、これまた大きなものが備わってます。

状態でやはりその辺の中古と差が出てくるのは、錆や日焼けが無いという所でしょうか。


上にあるのが既に持っていた物ですが、今回入手したのはメーターの色褪せやパネルのくすみが無いですね。

本体よりある意味レアな取説です。

以下は当時のカタログです。



カタログに載ってるGF-535ですが、メーターの配色が異なります。というか撮影用プロトタイプというより、ハリボテのような感じがしますね・・・。

海外モデルはGF-9000や9000Zという型番で、ギター入力がなかったりマルチバンドで短波も受信可能、DOLBY_Bやホワイトコーンなどの違いが見られます。
ホワイトコーンも中々GOODです!

そして探っていくと、韓国製で同じ形をした”Dae Ho Carnival”のDH-02という型番のモデルが存在するようです。
主にアジアに出荷されたようですが、詳細は全くわかりません。

上の段が8トラ?に変わってます。一応Wデッキですかね。

そしてこんなモデルまで!↓

アナログメーター部分がLEDに変わってます!(笑)
しかしただ長方形のLEDを埋め込んだだけで、何だか微妙です。

しかもデフォルトでこのスピーカーインチなのでしょうか??
韓国製は突っ込みどころ満載です。

生産終了後韓国メーカーに金型を売却した可能性が考えれます。かつて日本に存在したコニー音響(CONION)というメーカーも海外輸出用に特大ラジカセを作ってましたが、後に生産拠点を韓国に移した話を聞いたことがあります。

しかし今回入手できたのも何かの縁、大型ラジカセに興味が出たキッカケの機種ですし、一生モノとして扱っていこうかと思います。

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