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2014年10月11日土曜日

COPAL 音叉式パタパタ時計 T-11

COPALの音叉式時計の紹介です。

音叉式と聞いて私も初めは知らなかったのですが、音叉脱進機を時計の駆動に利用したモノらしく、クオーツ普及前に存在したようです..。

自分的にはトランジスタ方式の磁気テンプでも良いかと思うのですが、当時は精度が出たらしく、現在もクオーツと比べて仕組みは面白いと思いますね~( ´∀`)

そんな音叉式時計の中でも、デジタル時計に採用したのは少なかったのではないかと思います。

COPALの上位機種「COPAL T-11」の紹介です。

カタログによると、3ラインナップのうち¥12000の上位機種だった事が分かります。

筒状のデザインで表面はアルミ素材。

この様なデザインは現行の中華モデルでもよく見かけますし、当時の舶来製品も多数採用されています。

見た目もさることながら、重さも乾電池込で800g強とずっしりしています。

チューニングフォークのロゴが印象的です。

COPALのロゴを押すと時計のランプが点灯します。

駆動は単一電池(SUM-1)1本使用。

ほぼデットストックのこの時計、電池ボックスが腐食しておりました。残念!

裏面です。
COPAL QuartzC-61と同様、スタートレバーで始動します。

何気に4石仕様。新品の電池を入れて使ってみた結果、3日に1分程進む模様。
あまり精度は出ないみたいですね・・・(´・ω・`)
よく調べると調節用ビスがあり、かなりの高精度が期待できます。


カタログより音叉式時計の特徴。

実際、耳を澄ませると300Hz帯の音が小さく聞こえます。


カラーはゴールドもあったようで、輸出向けはシルバーにホワイトの組み合わせもあるらしい...

”エグゼクティブ”や”ノーブル”と言った、如何にも高級を意味する語呂がよく使われています。

元箱と取説。

毎回思うのですが、こう云う時計の箱ってセンスあるんですよね~


中古市場では見かけることが少なく、希少な一台です。

アラームも電気シェイバーの様な?甲高いブザーで、どこか可愛い時計です。

しかし全体的な完成度で言えばC-61に軍配を与えてしまいます...。

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