こんばんは、taka@です。
大正・昭和のクロックメーカーで現存しない会社として有名な「東京時計」。
私の父の実家にもその置き時計はありましたので、そこそこ馴染み深い印象です。1970年代中頃に事業展開に失敗→事実上倒産したようです。
オークションを眺めているとSEIKOやCITIZENと肩を並べるほど、古いタイプの時計が現存します。当時はかなりの大企業だったのでしょうね...。
そんな東京時計ブランドのパタパタ時計を入手しました。
以前、COPALの記事にコメントを頂いた通り、”SETH THOMAS”というアメリカのクロックメーカーのOEMとして、同じモデルが国内から輸出されていたようです。
型番等はなく、木製の箱をあしらった古風な雰囲気のパタパタ時計です。
入手時は裏側に名義の入ったシールが貼られており、年数相応の汚れが付着していました。
全バラによる分解清掃を致しました。
電源コードは半田を外さなければ分解できません・・・。
これまた旧式のモーター。東芝製です。
このタイプはコイル焼けを起こしやすいのであまり好きではないです..(^_^;)
後ろにはHz切り替えのレバーがあります。
時計部分に配置されたネオンランプ。
内部が煤で真っ黒です...!これは後に交換します。
カレンダーを駆動するギアが良い味を出しております。
ここまで分解します。木製の箱はあまり水に浸しては駄目なので、直ぐ乾燥させました。
電源コードも煤けていたので洗浄しました。
とても綺麗になりました☆
元々の設計が悪いためか、「分」のフリップが周りの縁に接触してうまくめくれない時が多々あります。
小さな傷はあるものの、返ってアンティーク感を彷彿させます。
時間とカレンダーの調節は、全て下側のダイヤルで行いますので、本体はスッキリしています。
裏面には周波数切り替えのレバー。
この部分だけ嫌に目立つので、デザイン的にちょっと残念です。
スマートなキャスロン系のフォントがGOODです♪
輝度を失っていたネオンランプも新品に交換。
奮発してカレンダーのところにも1つ入れてみました。内部は窮屈になりましたが気にしません
コパルのCaslon602と2ショット。
似た構図ですが、似て非なるものと言う印象。
アンティークで使い古した感じが、木枠には味わい深く浮き出てきます。
ちょっと大きめのモーター音も尚良しです☆
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