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2016年2月9日火曜日

National ブラウン管テレビ αArt 

レトロなブラウン管テレビ、いいですよね。

当方もブラウン管でしか出せない色彩と球面が好きで、レトロゲーには欠かせない存在です。

地デジ化前後では多くのブラウン管テレビが廃棄されたと想定されます・・・まだまだ使える綺麗な物も存在したと思いますし、国を挙げての地デジ化は犠牲も大きいものです・・・

現在では細々とした需要の中、比較的インチの小さいブラウン管モニタを中心に、RGB対応機やトリニトロンなどは某オクでも良い値段で取引されております。

趣味用で既に33型のパナカラーイクスがあるのですが、部屋用に一台欲しいと思い、バブル時代の物をチョイス。

ナショナルブランド最後の”アルファアート”シリーズとなります。型番はTH-21A2でA1ではなくマイナーチェンジのA2な点がポイント。
届いてビックリ、かなりの美品でした。
何より質感が大変良く、外枠の樹脂は石材のような表面処理が施されています。流石バブル!

1987年当時の価格は15万円。ラインナップは19・21・26・29・33インチまであり幅広いです。

110度偏向NEWフラットARTブラウン管採用で、奥行きは当時としては薄型らしい・・・。

グッドデザイン賞受賞ともあり、今見ても確かに格好いいです。昔見た33型は迫力ありました。

この時代特有のスピーカーが耳みたいに出っ張った所が素敵です。このスピーカーは26インチ以上はバスレフ式&容量5Lの通称「ツインターボスピーカ」ですが、21インチ以下はただの2WAYサラウンドスピーカーです。

出力は総合7W程だったと思います。現状ではエッジが硬いのか低音は出ません(笑)

リモコンは85年製でαサラウンドシリーズの互換性のある物を入手。

型番は異なりますが、やや色が違うだけでほぼ同一です。

テレビ台はA2ではなくA1の純正ラックですが、小物を収納できる引き出しまであり、無駄に充実しています。

中に入れているのはVHSデッキにS端子を扱えるSONYのセレクター、DVDデッキは最後のS端子対応機で、この前買った地デジチューナーも勿論S端子対応。

入力端子は2系統。前面の蓋内部は1系統との同時接続は不可です。

この蓋の部分にも拘りがあり、押して開く際にゆっくりと開閉する仕組みになっています。スゴイ!

本機の売りでありますサラウンドは、やはり別売りサラウンドスピーカーが無いとあまり意味が無いです。
リモコンでは切り替えのみ可能で、レベル調節はテレビ本体で行います。またバス・トレブルの調節はなく、トーンコントロールのみ。
この辺り、パナカラーイクスでは全てリモコンで行えます。

PC用にS端子対応VGAコンバータも用意しました。流石に解像度は落ち、文字はぼやけますが、動画を見る分には綺麗に映ります。


暫く使ってみましたが、動作は問題はありません。ですが、磁気を帯びた部分があり、たまに帯磁している箇所が戻ることがあります。

近々分解清掃した後、実家の母親専用テレビとなる予定です。

2 件のコメント:

  1. αARTシリーズは今見ても良いスタイルですね。αARTの金文字ロゴのフォントがカッコいいです。自分が見たことあるのはスピーカレスのモニタタイプの物で、自分の通っていた大学の購買部のまえでビデオ放映用に使用されておりました。その時は画面の変色もなく大変鮮やかで画像のキレも良くてつい欲しいと思ってしまいましたw

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  2. ky yoko yokoさん

    デザインもそうですがロゴや色使いもブラック×ゴールドがバブルらしいです(笑)
    モニタータイプは今でも使えますね~
    テレビの画質は四隅のフォーカスはあまいものの、PCの液晶より色は鮮やかでしたね。今のテレビも薄くしすぎるのではなく、もう少し根本を見直してもらいたいです!

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